【丸刈り校則関連】
Q
すみません、話が変わって恐縮ですけれども、中学校のいわゆる丸刈りの問題ですけれども、先の議会で教育長のほうも見直しということで検討を進めていく、そして、実際そういうふうな場を設けていくということで、教育事務所のほうにもご指示なさっているのですが、あの際、これは一義的に教育庁の範疇になるんですけれども、知事のほうのお考えをお聞きするというか、お述べになる機会もなかったと思いますので、丸刈りという校則があるという現状について、どうお考えかということと、それを教育長が見直すとおっしゃっていることについて、どういうふうにお考えかと。
潮谷知事
本当に私としては教育委員会のことですので、いろいろと言う立場にはありません、今言われたように。
ただ、認識として申し上げますと、丸刈りにするのか長髪にするのか、これは子どもたちの選択肢の中の一つだというふうに、私は思ってます。
そして、それぞれの学校の中で子どもたちが論議を尽くして、自分たちが丸刈りということでいこうということであれば、それは十分な論議を行ったうえでなされていくわけですから、選択されたということだというふうに思います。
大事なことは、各市町村教育委員会にしっかりと、こういったことについて、丸刈りも含めてですけれども、いい機会ですから、校則ということについて、本当に時代に即したものであるのかどうかというようなことも協議されるいいチャンスじゃないかと、私は思ってます。
校則の見直しというのは、これは上からなされるべき性格のものでは決してなくて、やはりそこに通わせている保護者の皆様方や、それから当事者である子どもたち、子どもたちを小さいからとか、あるいは年端もいかないから、そういう論議の中に参加させるのはどうかというふうな意見があると、それもありますけれど、でも、子どもの権利条約の中では、意見表明権がしっかりと言われていて、日本もそれを批准してます。
ですから、やはりそういった当事者である子どもたちの意見も踏まえて取りかかっていくということが、大変大事じゃないかというふうに思います。
ただ、6月27日の指導課長会議の中でも、教育長が議会で答弁された中身を伝えられたというふうに聞いておりますので、よい形でそれぞれが校則について協議されるんじゃないかという期待感があります。